また明日も会いましょう。

Waikiki Sunset

まもなく2010年が終わろうとしています。
嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと、嫌なこと。総じて平凡な一年でしたが、それなりにいろいろなことがあった一年でもありました。
あっという間に時間が過ぎ去ってしまった気もするし、ひとつひとつの出来事を思い返すと、やっぱりそれなりにずいぶんと長い一年だったような気もします。
僕にとっては、なんといっても、この「フルケンレンズ」を始めさせていただいたことがとても印象深い出来事でした。このブログを通してたくさんの方々と知り合うことができ、たくさんのことを学ぶことができました。この場を快く提供していただいたムナカタケンさんと、未熟な僕に暖かい激励とご指導をいただいたMichi Moyerさんという、素敵なラララ仲間にめぐりあえたことは、これはちょっと他には代えがたい、僕の人生にとっての大切な財産になりました。

今日もいつものように日が暮れて、また明日になれば日が昇ります。
ひとつ違うのは、明日の朝の太陽は、新しくやってくる次の一年の始まりだということ。

「やってくるこの毎日が人生だと知っていたら!」

僕が好きなこのスウェーデンの諺をあらためて心に刻みながら、明日という新しい年の第一日目を迎えようと思います。
一年間、たくさんの人に、ありがとう。

フルケン

Mele Kalikimaka – サンタが世界を駆けめぐる。

NORAD Tracks Santa
サンタクロースは今、どのあたりにいるのだろう。
毎年恒例となっている北米航空宇宙防衛司令部(North American Aerospace Defense Command:通称NORAD)によるサンタクロースの追跡調査状況が、今年もまたNORAD Tracks SantaとしてWeb上で公開され、一年に一度、今夜だけの大変に気になるこの疑問に答えてくれる。

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THE EDDIE 2010-2011|003:THE EDDIE OPENING CEREMONY

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EDDIE WOULD GO

2010年12月2日。

今シーズンのThe Quiksilver In Memory of Eddie Aikauのウェイティング期間がスタートし、オープニングセレモニーが開催されました。

会場であるワイメアビーチパークには、午後2時ごろから招待選手が続々と到着し、各選手たちのチェックインが始まると、会場は一気に華やぎ、熱気を帯びてきました。
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選手たちが揃い、すべての準備が整うと、エディのトレードマークである赤いHobieのサーフボード、そして、かつてこの大会の招待選手で今年の5月に亡くなったMarvin Fosterと先月亡くなったAndy Ironsのサーフボードを囲んで選手たちが輪になり、セレモニーが静かに始まります。

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招待選手ひとりひとりの紹介に続いて、アイカウ家と親しいカフ(司祭)であるBilly Mitchell氏が挨拶に立ち、エディの偉大な功績を讃え、ここに集まった選手やギャラリーを賞賛します。続いて、エディの弟であり親友であったUncle Clyde Aikauから挨拶があり、そして、選手、アイカウファミリー、ギャラリーが全員で手をつなぎ、Hawai’i Alohaの斉唱がはじまると、まるで今日ここに集まったすべての人を温かく迎えてくれているかのように、ワイメアバレーから吹く風が、優しい雨を連れてきました。

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Mitchell氏による、各選手たちへのブレシングが終わると、続いて、選手たちはワイメアベイの沖にパドルアウトし、全員で輪になり、エディの魂を讃え合います。

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このときを待っていたかのように、この世での役割を終えた魂が飛び立つ場所といわれているカエナ岬の方角の雲の合間から光が射し込み、振り返ると、ワイメアバレーには大きな虹がかかっていました。

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クイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウのウェイティングが、いよいよスタートです。

THE QUIKSILVER IN MEMORY OF EDDIE AIKAU 2010-2011

Waiting Period:2010/12/01 – 2011/03/31

アイエアでの午後の過ごし方。

Aiea Public Library

ある日の午後、パールリッジで用事を済ませたついでに、近くを走るモアナルア Rd.沿いにあるアイエアの公立図書館に寄った。
駐車場に車をとめて建物に向かって歩いていくと、屋根が大きく張り出した入り口の脇に、壁に寄せたひとり掛けの椅子に座り、腰を据えて雑誌を読んでいるおじさんがいた。
図書館の建物の中は、どこでもそうなのだけど、空調がやたらと効いていて、長袖の羽織るものがないと書物を探す長時間の作業には耐えられないほどだ。中で働く司書の人たちは厚手のニットで防寒対策をしていたりする。

それに対して、外にこしらえたこのおじさんの席は、強烈な陽射しが遮られてほのかに暗く、自然の風が吹き抜けて涼しそうな特等席。こんなところで読書とは、なんとも贅沢だ。
僕もどこかで木陰を探して本でもめくってみようかな、と思い、入り口のドアを引くと、鍵がかかって開かなかった。中の蛍光灯も消えていて真っ暗だ。

きょうは休館日だった。

仕方なく、僕は引き上げてしまったけれど、おじさんの静かな快適時間はまだまだ続いていくようだった。