オアフ島の北海岸線に向かって一直線に延びる99号線。
これまでに幾度となく通っている、左右に見渡すかぎりの赤土の畑が広がる馴染みの風景の真っ只中を走り抜けるたびに、実は、僕の頭の中ではいつもワヒネ・トリオのNa Leo Pilimehanaが唄うNorth Shore Serenadeが、何度も何度もリピートしている。
ワヒアワで終わるH-2からそのまま続く99号線がワイアルア方面との分岐を示す方向案内板の横を通過する辺りから、ノースショアの水平線に向かって長い勾配を下りきって、Weedサークルで方向を間違えないように少しだけ慎重になってステアリングを切るあたりまでのあいだ、半ば無意識に、詞の内容と目の前の風景を重ね合わせたり、時には思わず鼻歌まじりに口ずさんでしまっていたりする。
青い空と海。
白い砂浜に打ち寄せる波。
どこまでも続くシュガーケインフィールドの風景。
町はちっぽけだけれども、心に深く染み込む素朴な美しさが残る天国のような場所。
それがノースショアの不思議な魅力なのよと、かつてのカメハメハスクールの仲良し同級生トリオが歌いあげている。
ノースショア・セレナーデはNa Leo Pilimehanaの公式サイトから試聴できます。