※写真と本文とは直接関係ありません。
例えばホノルルのダウンタウン界隈でふと立ち止まり、したたかに働く人々や、両手に食材の袋を抱えてバスを待つ人々を静かに定点観察してみると、実に多くの民族の顔立ちや、話す言葉や、垣間見えてくる日々の暮らしがあることがわかる。
そんなとき僕はいつも、ここには「Mr. Sun Cho Lee」に歌われる世界が具現されているのだということを実感する。
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※写真と本文とは直接関係ありません。
例えばホノルルのダウンタウン界隈でふと立ち止まり、したたかに働く人々や、両手に食材の袋を抱えてバスを待つ人々を静かに定点観察してみると、実に多くの民族の顔立ちや、話す言葉や、垣間見えてくる日々の暮らしがあることがわかる。
そんなとき僕はいつも、ここには「Mr. Sun Cho Lee」に歌われる世界が具現されているのだということを実感する。
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あの日、僕の古くからの友人が、あのタワーの悲劇の現場から生還した10年前のきょう、おそらく世界中の多くの人々がそうであったのと同じように、僕もまた、雲ひとつない真っ青な空にそびえ立つ巨大な二棟のビルがあっけなく完全に崩壊していく、信じがたい現実を映し出しているテレビの前に立ち尽くしていた。
世界の秩序が変わってしまったその日から4日後、かろうじて運航を再開した数少ない太平洋路線の人となった僕が、グラウンドゼロから最も遠い同じ国の小さな島で見たものは、何もかもがトーンダウンして華やかな色を失ったホノルルの街の姿だった。
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起点からの距離約2マイル、標高差およそ500フィートの、比較的ゆるやかな勾配の完全舗装。
体力や経験の有無を問わず幅広い年齢層を受け容れるハワイ州立の景勝地、Ka Iwi State Scenic Shorelineの散策道は、しかし、陽射しをさえぎる木陰もなく、天候と携行品に関して無防備にここを訪れた人にとっては、ちょっとした灼熱の小道と化すことになる。
それでもなお、真上から燦々と降り注ぐ太陽と、海から吹いてくる強い風に耐えて片道40分ほどのMakapu’u Point Lighthouse Trailの登り勾配をやって来たその先には、1909年に建てられた赤い屋根の灯台と、美しい緑のコオラウ山脈と青い海岸線をはるかに望む断崖の絶景がご褒美として待っているのだ。
参考資料:
Hawaii State Parks
Ka Iwi State Scenic Shoreline
http://www.hawaiistateparks.org/parks/oahu/index.cfm?park_id=20
Makapu’u Point Lighthouse Trail
http://www.hawaiistateparks.org/hiking/oahu/index.cfm?hike_id=23