カイルアタウン、Kuulei Rd.沿いの木陰でひと休み中のFord Ranger 1989-1992年モデル、などと、取り立てて場所と名前を挙げることもないほどに、いたるところにある島の日常のごく平凡な風景の一部として貼りついているピックアップトラック。
モデルチェンジのたびに細かなパーツの形や装備は時代にあわせて変わっても、動力を収めたエンジンフードと、人を乗せるキャビンと、そして、荷物を載せるフラットトップのベッドというシンプルなボディスタイルを時代を越えて変わらずにしっかりと受け継いでいる姿に、一貫した揺るぎない哲学を感じる。
今の時代において洗練されているとはお世辞にも言い難い、20年以上前の重たげなそのデザインは、明らかに陳腐化が進み 、色もすっかりツヤを失ってしまっているけれども、ボディにうっかりこしらえた凹みも、無数の細かい擦り傷も、長年現役で走り続け、晴れの日も雨の日も暮らしの現場でこてんぱんに使い倒されてきた名誉の勲章なのだ。
仕事を完璧にこなすための資材や道具でも、余暇を楽しむ道具でも、ベッドに積むものはなんだっていい。
人を乗せ、モノを積んで運ぶという、人に寄り添うアイアンホースとしての基本的な役割を忠実に守り続けているピックアップトラックは、しっかりと地に足をつけて働くオトナのためのクルマなのである。
フルケンさん、どーもー。
FORDのピックアップは、ジープとピックアップの間の子みたいなものまで、かなり古いものがハワイでは普通に走ってますよね。
ケンさん、どうもです。
映画とかでしか見たことないようなビンテージのピックアップとかが普通に走ってますからね。
古いものを大事に使いこなすという価値観、マインドが根付いているんだなぁと感じます。
この前もお話したけれど、ハワイではトラックに人や犬が乗って走ってる光景が
よくありますよね。
車のことはよく分からないけれど、古い車を大切にしていて
なんだかとても開放的で、好きな光景です♪
yoko-chinさん、こんにちは~。
道具として「使ってる」感がする風景、僕も好きですね。
ピカピカにしていなくてもぜんぜんオッケーな感じの、肩の力の抜け加減はピックアップならではです。